意思決定支援
合理性や論理性に依存した状態を超え、『創発』による未来の出現を可能にするイノベーティブな意思決定を。

いつの世も高い合理性や論理性に基づく冷静な見極めによる判断は、的確な意思決定を可能にする上で必要不可欠なものです。

しかし、「想定外」、「未曾有」と呼ばれるほどの激動で、不確実性が高い、すなわち、自分の理解の限界を超えるくらいに予測不可能性が高い状況においては、未来予測に限界を伴うため合理性や論理性だけでは十分とはいえません。

目指すべき頂上が明確で、そのための登山ルートも予め計画として立てられるような「山登り」型の経営が可能な状況であれば、従来の「合理性と論理性」のみに依存した意思決定と「計画と統制」のマネジメントは可能です。

しかし、目指すべき状態は描けたとしても、刻一刻と状況が変化するが故に計画を立てづらく、立てたとしてもそれをすぐに覆さざるを得ないような状況においては、その環境変化を敏感に察知しながら、出現しつつある波と呼応していくことが求められます。それは、サーフボードの上で微細に変化を察知し、機敏に体重移動をするサーフィンに似ています。それは「波乗り」型の経営とも呼ばれています。

サーファーがサーフボードの上で感覚に頼っていながらも、単なるあてずっぽうで体重移動をしていないのと同様に、勘と経験だけに頼ったものとは一線を画した新しい意思決定のパラダイムが「波乗り」型の経営には求められています。

それが未来創発型の意思決定です。

U理論をベースにした創発型の意思決定の支援をいたします

U理論を提唱するC.オットー・シャーマー博士(マサチューセッツ工科大学上級講師)は、学習には二つのタイプが存在していると指摘しています。(図1:二つの学習の違い)

いわゆるPDCAサイクルは「過去からの学習」に位置付けられますが、そもそも計画によって達成しようとしている目標自体が的を外してしまっている場合や、どこを目指して何をすべきなのか定義しづらい状況下においては、PDCAサイクル自体が機能しないことになります。

シャーマー博士は、「過去の解決策が通用しない状況下において、過去から学ぶことには限界があるのではないか?」と問題提起しています。

それに対して、シャーマー博士は「出現する未来からの学習」という新しいタイプの学習プロセスを提示し、Uのカーブを描くモデル図によって示しています。

これには主に3つの特徴があります。

  1. 観察と内省を重視し、既存の思考パターンの脱却を図る
  2. 自分自身の内側から立ち現れようとする未来を感じ取り、形を与える
  3. プロトタイピングを素早く繰り返し、実践へと繋げていく

U理論においては、創発はこのプロセスによって可能になるものと示されており、個人はもちろんのこと、集団においても適応することを推奨しています。

図1:二つの学習の違い

図1:二つの学習の違い

未来創発型の意思決定においてもこの「出現する未来からの学習」、すなわちUプロセスを辿ることが有効です。

刻一刻と状況が変化している状態であればあるほど、過去の枠組みに囚われから解放され、思い込みや思い切りの良さを超えた意思決定が求められます。

微細な変化を見逃さないよう観察を徹底し、その事象に対する意味づけが転換するまで内省を深めていきます。状況を深く感じ取れるが故に到達しうる葛藤を超越したのちに、内から湧き上がる確信に従って意思決定を繰り返していくことで、未来の創発とイノベーションが可能になります。

提供プログラム

当社の意思決定支援サービスにおいては2つの側面からプログラムを提供しています。
また、目的、対象人数、期間などに合わせて、下記を始めとした様々なプログラムを統合してのご支援も可能です。

個人の意思決定支援

社長や事業部長などの組織長に対するエグゼクティブ・コーチング

組織(グループ)の意思決定支援

経営チームの一枚岩化による合意形成/意思決定の支援 

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