激動する環境変化に適応できる自律型変革人材をつくる
マインドセット転換/視座向上プログラム

実施概要

  • 所要日時:約半年(2日間のショートバージョンも提供可能)
  • 適正人数:12名まで
  • 対象層:管理職、チームリーダー
  • テーマ:リーダーシップ/マインドセット転換

このような組織・人材課題にお答えします

  • 激変する環境変化に対して個人としても組織としても適応できておらず、言われたことしかできない状態がより加速している
  • 会社全体として変革やイノベーションが謳われているにもかかわらず、大企業病から脱却できる兆しがまったく見えない
  • 競合会社などの出現によって危機が迫っている状況は火を見るよりも明らかであるにもかかわらず、その状況に対する有効な解決策が見出されていないばかりか思考停止に陥っているように見える
  • 上層部が矢継ぎ早に打ち出す変革施策に対して現場は振り回されており、目先の状況が改善されないことでさらに上層部が介入して混乱するという事態が繰り返されている
  • 社内に疲弊感が漂っているが状況は改善される見込みが立たない

プログラム概要

当プログラムでは、自分たちが遭遇している状況に対しての状況判断や対応に大きな影響を与えるのはその人や組織の「マインドセット」であるという観点からプログラムを構成しています。

VUCAワールド(Volatility::変動性、Uncertainty不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)における重要な側面の一つは、私たちを取り巻く状況や環境の変化が常に予測や予想を超えて展開し続けることにあります。

それは私たち一人一人が持つ認知の限界を超えた動きが次から次へと生じることで、良かれと思って打った打ち手が本当に適切なのかどうかがわからないだけでなく、何かしら仮説や前提を置いて手を打ったそばから、その仮説や前提を覆すかのような地殻変動が起きうることも表しています。

そのようなVUCAワールドにおいては、私たちは何かしら前進しているという前提に立つよりも、今、まさに知らず知らずのうちにそうした変化に翻弄されているという前提に立つのがふさわしいといえます。

認知の限界を超える変化を起こす環境下においては、自らのマインドセットの転換を図るためのリテラシーとそれを習慣化するための組織システムが備わっていないこと自体が致命傷になりえます。

特に、組織などの集団のマインドセットの転換を図らない場合、それは組織としての学習障害を引き起こすことになり、課題解決能力を著しく下げてしまうばかりか、よかれと思って施した問題解決が新たな問題を引き起こすという事態になりかねません。

当プログラムでは、そうしたマインドセットの転換を図るためのリテラシーの向上を図り、視座の向上を図ることを主目的としています。私たちを取り巻く状況がVUCAワールドであることを実感できるビジネスシミュレーションゲームによる体感ワークとマインドセット転換の重要性を理解し、実際に遭遇している問題を深堀した上で、視座向上を図ることができる内省ワークを中心にご提供いたします。

当プログラムが生み出す効果

  • 目先の物事に翻弄される思考パターンではなく、洞察によって物事を捉えることの重要性が理解できるようになる
  • 過去の古いパターンに依存することによる手遅れ状態からの脱却を図るための思考努力ができるようになる
  • 環境変化に対する適応不足の行動を自ら見極め是正できるようになる
  • 自考自動の必要性とそのために必要なリテラシーの向上が図られるようになる

当プログラムの着眼点・アプローチの概要

環境の変化が劇的に変化する状況の中で、それに適応すべく自立自律的にマインドセットの転換を図れるようになるためには、行動様式に対するパラダイムシフトが必要です。(図1)

これまで日本企業においては、PDCAサイクルが絶対視されていましたが、計画(P)自体が即座に覆されてしまうようなVUCAワールドにおいてはPDCAサイクルだけに依存すること自体に限界が生じえます。

PDCAサイクルは、事前に立てた計画(P)を前提とし、点検・評価(C)においては実行(D)と計画(P)とのギャップを検証し、処置・改善(A)を図るという基本的に計画に向かって直線で進もうとする発想に基づいています。ヒエラルキー型の組織の場合、計画の見直し自体は組織長にしか権限がないため、計画そのものの見直しに時間の遅れを伴ったり、組織階層が下になればなるほど、計画に異議を唱えづらくなることから「言われたことをやる」という思考停止状態を助長しやすくなったりします。

それに対して、変化の激しい現代において求められるのは、OODAループで表現される新しい行動様式です。OODAループは、朝鮮戦争時代にアメリカ空軍のジョン・ボイド大佐によって提唱された判断の理論です。刻一刻と情勢が変わる航空戦においては、地上戦のような中央指令による計画に従って活動するだけでは、現場の変化に間に合わないことから、パイロットの現場判断を高めるためのものとして生まれています。

現代のビジネス環境においても、現場の自考自動力の向上が喫緊の課題として挙げられていますが、本質的にはPDCAサイクル依存への脱却を図り、OODAループによる行動様式が組織全体でできるようになるかどうかが問われているといえます。

OODAループの主な特徴は以下になります。

  • 計画ではなく観察(Observe)を重視
  • 情勢判断(Orient)は、あくまでその時点での方向付けと位置付ける
  • 行動(Act)の結果そのものも、観察(Observe)の対象に含める

OODAループを正常に回せるかどうかの鍵を握るのは、できる限り先入観を排して、観察ができるかということと、情勢判断の柔軟性を高めることができるかどうかにあります。

既存のマインドセットは、偏った情報抽出と判断を引き起こしやすくなります。

その意味においても、効果的なOODAループの実行のためには、個人としても組織としてもマインドセットを検証し、転換するというプロセスが欠かせないものになります。

当プログラムでは、マインドセットの転換による視座の向上を促すことを通じて、観察と情勢判断の質を高め、自考自動できる現場力の向上を可能にいたします。

図1:PDCAサイクルとOODAループの違い

図1:PDCAサイクルとOODAループの違い
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