2019.08.07 組織開発とリーダーシップ開発の融合

日記
組織開発とリーダーシップ開発の融合
カテゴリー: 日記
某機械メーカーの部長向けの約8ヶ月間に渡るリーダーシッププログラムの第1セッションを終えました。

初回である前回は、事前説明会という位置付けにしており、「このプログラムでは何をどうやるのか?」を紹介するのではなく、「なぜ、今、このプログラムでなくてはならないのか?」という意義や意味を腹落ちしていただく機会となっておりました。

そして、今回から本格的に内容に入っていきますが、組織開発手法の一つである「フューチャーサーチ」を部分的に取り入れながら、リーダーシップ開発の効果を高めるようにデザインしております。

よく、研修設計において、「参加者に対してどう気付かせるか?」という言葉を耳にしますが、そこには見落とされているものがあるなといつも思います。

どのワークやエクササイズを参加者にやらせれば、どういう気づきが起きるか?という発想は、「パブロフの犬」と同じだなとつくづく思います。

人が気づきを得るという深遠なプロセスは、パブロフの犬のような、シンプルな因果関係による条件付けによって生まれるものではないと思っています。 見落とされがちなのは、人は「文脈」という海の中で、気づきが生まれたり、生まれなかったりするということです。

それはつまり、豊かな文脈の中で、人は豊かな気づきを得られるという観点がすっぽり抜け落ちていることを意味しているような気がしてなりません。 そう考えると、単に「やらせるワーク」を並べたてればいいというわけではなく、人の知性や主体性が解放される文脈を耕せるかどうかが、研修提供者側には本質的に問われているのではないかとつくづく感じます。

年表を作成するというプロセスを通して、大局を捉え、歴史という文脈の中に自分を置くことで、見えるものが変わり、発言が変わっていく参加者の皆様を見るにつけ、人の潜在能力の大きさを感じずには入られません。
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