生成AI時代における対人支援の本質を考える ~何もかもを代替するテクノロジーの前に、対人支援者はどんな役割を担うのか?~
- 16 時間前
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■ この対話会について
おかげさまで、弊社のオープンセミナーの主軸であるリーダーシップシフトシリーズは、来年で20周年を迎え、SOUNDコーチ養成講座の初級編は3年3ヶ月にわたって、中級編も2期まで開催することができました。
振り返れば、私自身が2000年にコーチングと出会って以来、25年。コーチとして、ファシリテーターとして、組織開発コンサルタントとして、そしてワークショップデザイナー/リーダーとして、対人支援の現場に携わり続けてきました。その間、時代の変化、テクノロジーの変化、組織や人の変化——数えきれないほどの変化に遭遇してきました。
それでも、生成AIの登場は、これまでのどの変化とも次元が違うと感じています。対人支援職という意味において、それは自分たちの存在意義の根底そのものを揺るがすほどのものになっている。そう言わざるを得ない実感があります。
私はこれまで、対話が特定の個人の力量に依存しないように——つまり属人的にならない対話を可能にするために、SOUNDカードという形で工夫を重ねてきました。けれども、いまやその前提すらも変わりうるほどの変化が起きています。
AIによって多くのことが可能になる一方で、とてつもなく大きな"何か"を同時に失っている。けれどその全貌は、まだ誰にも見えていません。私自身、整腸剤を飲みすぎて善玉菌まで洗い流してしまっているような感覚を、日々抱えています。
それが一体何なのか、長いあいだ言葉にできずにいました。けれどこの探究の過程で、最近ようやく、新たな意味の輪郭が見え始めています。
■ 当日、ご一緒に考えたいこと
ひとつの仮説があります。
「AIは、私を傷つけない。他者は、私を傷つけ得る。だから人は、悩みや葛藤を抱えたとき、ますます"傷つかない相談"であるAIに流れ、"傷つくかもしれない関与"である他者との対話・衝突・修復を避けるようになるのではないか」
AIに相談すれば、気持ちは軽くなり、思考は整理され、誰にも迷惑をかけずに済みます。それは個人にとって、きわめて合理的な選択です。
しかし——人は、頼ることで「頼る力」を、断られることで「断られる力」を、ぶつかることで「葛藤する力」を、傷つけ合ったあとに「修復する力」を学びます。その初期処理がAIの中で完結するようになると、他者と関わる経験そのものが減っていく。
そして個人にとって合理的な選択の積み重ねが、社会全体では、対人関与能力と「橋渡し型」の関係資本を痩せさせ、他者と協調するためのコストを押し上げ、分断を自己増幅的に進めていく。これが、生成AIの大きな負の外部性ではないか。
当日は、この構造を一枚の因果ループとして一緒に眺めながら、最後にこの問いに向き合いたいと思っています。
——この時代だからこそ、対人支援者という存在は、何であるべきなのか。
答えを提示する場ではありません。同じ問いの前に立つ仲間と、まだ言葉になりきらないものを一緒に手探りする2時間です。
■ こんな方におすすめ
・コーチ、カウンセラー、ファシリテーター、組織開発・人材開発に携わる方
・AI時代に「対人支援」を名乗ることの意味を問い直したい方
・生成AIによって、自分の価値観や仕事の前提が根底から揺さぶられている方
・うまく言葉にできない違和感を、誰かと一緒に言語化してみたい方
■ 当日の流れ(予定)
・チェックイン/いまAIに感じている違和感の共有
・問題提起:「傷つかない相談」への適応と、その負の外部性
・システムとして見る:個人の合理性が、なぜ社会の分断を生むのか
・対話:この時代に、対人支援者は何であるべきか
・チェックアウト
■ ファシリテーター
中土井 僚(オーセンティックワークス株式会社 代表取締役)
■ 開催概要
日時:2026年7月28日(火)19:30〜21:30
会場:オンライン(Zoom/お申込みの方にURLをお送りします)
対象:コーチ・カウンセラー・ファシリテーター・組織開発/人材開発の実践者をはじめ、対人支援に携わる方、ならびに本テーマにご関心のある方
定員:なし
■ 参加費
通常参加(アーカイブなし):¥1,760(税抜¥1,600)
アーカイブ付き(3ヶ月視聴):¥2,750(税抜¥2,500)





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