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すべては「この場があってよかった」のために。

2023年5月30日

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週末二日間かけて、私、中土井が取締役を務めさせていただいている株式会社ミライバでの合宿を行いました。

私がファシリテーションを務めさせてもらいましたが、丸二日間かけてミライバの存在意義・価値とは何かについてメンバーと対話を重ねました。


二日間の構成は、最初はSOUNDカードから始めるということだけ決めて、あとはその場の流れで決めていくという、非構成アプローチをとりました。

結果的に以下のような構成になりました。

これまでも何度も存在意義探究は行ってきましたが、ストレートな言葉で目的が言語化されたことで、今後の全ての活動がそこに一致していくのがわかり、思考がシンプルになっていくのを感じます。

実行力も自己組織化しながら、一気に上がりそうです。


折角の機会ですので、どのようなプロセスで合宿を進めていったのかもご紹介したいと思います。


初日

1.チェックイン 2.SOUND カードによるアジェンダ決め →「ミライバの存在意義・価値と今後について」に決定 3.SOUND カードによるSTATUS実施 →アジェンダにまつわる現状について、カードの問いをもとにそれぞれシェア

4.模造紙をテーブルに敷いて自由対話

→STATUSの共有を受けて、メンバーで自由対話。我々が「場を大切にしている」ということがなんとなくみえてくるが、それが何を意味するのかの認識が見えない状態

5.ソーシャルブレゼンシングシアター(SPT)とシステムコーチングのランズワークの統合による身体ワーク

→ランズワークのように、床にローブを貼って三分割し、テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼをそれぞれ身体で表現する

テーゼ:会社として業績、成果を上げるのは大事 アンチテーゼ:自分らしく、自分の想いを大切にして活動するのが大事 ジンテーゼ:場の深まり、高まりが大事

これらの三つのエリアで、各自が身体表現でそのエネルギー感を形で表し、言葉として表現する。

メンバーが入れ替わりながら、全ての領域の身体感覚を味わう

6.存在意義に対する自由対話(その1)

→「私たちが寝ても覚めても考えてしまうことは何か?」、「何が可能になったら、『今日はいい一日だった』と思えるか?」などの問いに基づいて対話。


7.沈黙の休憩

→長めの休憩をとり、沈黙した状態で各自過ごすことで、思考の熟成を促す


8.存在意義に対する自由対話(その2)

→沈黙の休憩から見えてきたことをもとに自由対話

チェックアウト


2日目

9.昨晩から見えてきていることのシェア

→一夜明けて、アジェンダにまつわることとして何が見えてきているのかを共有


10.インテグラル理論ゾーンと、プロセス指向心理学の3つの現実レベルにもとづいた探究

→私たちの存在意義を考えるにあたり、各自の重みづけ、個人的な価値観、あるべきだと思っている姿はなどにズレがあり、社会的複雑性があることが見えてきたことから、インテグラル理論のゾーンを使ってマッピングしながら、対話を実施。

私たちの主目的はゾーンのどこにあたるのかの共通の認識化を図る。

その過程において、プロセス指向心理学の三つの現実レベルを区別として用いながら、対話を展開


11.サイレントウォーク

→ランチを兼ねて長めの沈黙休憩をとり、各自自由に散歩する時間を取る

12.レゴシリアスプレイのアレンジによる存在意義探究

→サイレントウォークの後、すぐにシェアには移らず、レゴを使って手が動くままにレゴを構築。

その後「これは、ミライバの存在意義・価値を表しています」という枕詞から始まる形で、それぞれレゴを意味付けしながら紹介。

レゴに対して、他のメンバーから質問。

各自のレゴの中から、エネルギーをもっとも強く感じるものを取り出して、それらを組み合わせて、一つのオブジェを完成。

13.統合オブジェをもとにした自由対話

→統合されたレゴのオブジェには、どんな意味があるのかを探究しながら、存在意義を明確化。

合宿終了5分前に、たどり着いた言葉が

「すべては『この場があってよかった』のために。」

でした。


14.チェックアウト


(文:中土井)

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