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20年の内省の末、たどりついたこと

2021年1月10日​ 中土井 僚「日々是内省」


私は、近くで働く仲間の気が滅入るくらいの、内省狂い(以前は内省オタクといってましたが、もはやその程度でもなく・・・)の人間ですが、ようやく自分の中でたどり着いた感があります。


元々、内省的な傾向はありましたが、2000年秋にコーチングに出会い、そこから内省の旅が本格的に始まり、自ら内省ツールを編み出しては、講座としても提供したりしておりました。


それこそ、自分が何者なのかのステートメントは、山のように作り、下手をすると1000本くらい作ってきたかもしれません。


私の中では、少しずつ言葉を紡いでいく作業のように感じられ、年月を経るにつけ、自分の中で「これだな」と思うものになっていっていました。


その言葉は、どれも全く違うものというより、同じ意味を成しているものばかりですが、わずかな言葉の言い回しで、自分の中で響き方が違ったりします。


ステートメントを創っていきながらも、私の中で、「Tシャツの胸にバシッとかけるくらい端的な言葉にたどり着きたい」という思いがあり、そこまでたどり着かないと本当の力が自分の中で宿らない感じがしていました。


で、この年末年始に散々内省し、ほぼ出来上がったところで、今日、言葉として完全に結晶化しました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「その人本来の輝きが輝く世の中を作りたい」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


私のことをよく知っていただいている方からしてみたら、「りょうさん、前からそうじゃないすか」と言われそうですが、私の中では、文字一つにまで昇華したというところが大きく、「カチッ」とはまった感があります。


この「カチッ」とはまった感覚がないために、どうしても時に「策士策に溺れる」ような感覚に陥ってしまったり、ちょっとしたところで、利己的な行動が生まれていたりしたのですが、この言葉に昇華したことで、すべての行動に迷いがなくなっていく感覚があります。


私はたまたま20年かかってしまいましたが、みんながみんなそんなに時間がかかるものだとは思っていませんので、「20年もかかるのかー」と気が滅入らないでいただきたいですが、私にとってみると、この年月がとても大切だったように思います。


一つ一つ言葉を紡ぎ、探し求めていたからこそ、私にとってはこれが嘘偽りのない思いだという感覚が持てるようになりました。

これまでの長い旅路に伴走してくれた仲間に心から感謝です。

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